Now Loading...

Now Loading...

Music|TVアニメ『Sonny Boy -サニーボーイ-』公式サイト

Music

主題歌:銀杏BOYZ「少年少女」

銀杏BOYZ

《 PROFILE 》

2003年1月にGOING STEADYが解散。ボーカルの峯田和伸がソロ名義で銀杏BOYZを始動。2003年5月からバンド編成となり、本格的な活動を開始。2005年1月にアルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」と「DOOR」を2枚同時発売。2014年1月に前作から約9年ぶりとなるアルバム「光のなかに立っていてね」とライブリミックスアルバム「BEACH」を2枚同時発売。2017年にはシングル「エンジェルベイビー」「骨」「恋は永遠」を三ヶ月連続で発売。2017年10月に初の日本武道館公演「日本の銀杏好きの集まり」を開催し、2019年1月に二度目の日本武道館公演「世界がひとつになりませんように」を開催。2020年10月にアルバム「ねえみんな大好きだよ」を発売。

峯田は俳優としても活動し、NHK BSプレミアムで放送されたドラマ「奇跡の人」で主演を務めたほか、NHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演。

銀杏BOYZ 峯田和伸

―― 本作に参加することが決まって
アニメーション作品への楽曲提供は初めてだったので、まずは選んで頂いてとても嬉しかったです。僕に最初に今回の依頼を知らせてくれたスタッフの声がとても興奮していたのを覚えています。
台本を頂いて、とんでもない展開の連続でいっきに8話分読んでしまいました。
蝉が鳴く真夏のまぶしい青空。すると向こうから大きな雨雲が近づいてくる。次第に静まりかえっていく午後。高まっていく湿度。屋上には二人きり。こういうアニメが見たかった、と心の中でガッツポーズしました。ストーリーも色使いも、この状況の2021年だからこその風合いを感じました。そして江口寿史さんによるキャラクターデザインが最高過ぎました。

これは奇跡のような作品だと思っています。あの頃、じっと蓋をしたまま誰にも明かせなかった箱を持つ僕や皆様にとって大切なアニメになりますように。

―― 主題歌「少年少女」について
この作品に触れた時の胸がざわめくような正体不明のものをどうしても形にしたかったです。サイダーの泡みたいに一瞬で終わるものを。 登場人物となる中学生たちがどうかあたたかい光に会えますように。祈りのようなものをこめて作曲しました。

Music Artists
落日飛車 (Sunset Rollercoaster)COMMENT & PROFILE 》
VIDEOTAPEMUSICCOMMENT & PROFILE 》
ザ・なつやすみバンドCOMMENT & PROFILE 》
カネヨリマサルCOMMENT & PROFILE 》
コーニッシュCOMMENT & PROFILE 》
落日飛車 Sunset Rollercoaster
《 COMMENT 》

我々にとって初めてのアニメの音楽制作でしたのでとても興奮しました。今回特に興味深かったのは、音楽で劇中のキャラクターの内面の状態を表現すると言うことで、とても抽象的なプロセスでしたが、音楽そのものに立ち返って情緒的な表現を磨くべし、という我々にとって充実したチャレンジでした。制作チームが我々に提供してくれた資料も申し分なく、我々が創作を始める時には方向性は明確になっており、それによってバンドは自由度の極めて高い創作を行うことができました。

我々は音楽が劇中のキャラクターの言葉では表現しきれない感情を伝えつつも、同時に落日飛車の音楽の特色を融合したものであることを意識しました。今回は楽器は一発どりを採用して、曲を書き上げたその週には一気に録音を終えたのですが、このプロセスによって、ストーリーの中で目指すべき方向に常に向かっていくチャレンジ精神に満ちたその感情をかなり直感的に表現することができました。人生は山頂に向かって険しい道路を歩んでいるまさにその時が面白く、その風景こそ美しく、神秘的なものなのです。

この作品に参加できてとても光栄です。この作品から日本のアニメ界のプロ意識と情熱を体験したことはとても印象的でした。この作品は、成長、自己実現、仲間を信頼することの物語で、それはバンドを続けることと同じことの様に思います。皆さんが気に入ってくれたら嬉しいです。

- PROFILE -

落日飛車2009年に台北にて結成。 2011年にアルバム『Bossa Nova』発表し、その年のSUMMER SONICに出演。その後数年間の活動休止を経て、2016年E.P『JINJI KIKKO』を発表、アーバンかつサイケでメロウな唯一無二の落日飛車的アジアンオリエンティッドロック(AOR)と評される。 2018年には成熟した圧倒的な世界観を表現したバンドの代表作となる2ndアルバム『CASSA NOVA』を発表し、2019年にはFUJI ROCK FESTIVALに出演。大きな話題となり、今やアジアのみならず世界中から熱烈な支持を受けている。2020年に待望の最新アルバム『Soft Storm』をリリース、韓国の人気バンドHYUKOHのボーカルOHHYUKとのコラボ曲など注目の新曲が多数収録され大きな話題となっている。

VIDEOTAPEMUSIC
《 COMMENT 》

今回「Sonny Boy」に音楽で参加できたことはとても光栄に思います。
自分では制御できないほどの得体の知れないエネルギーを抱えたまま疾走する10代の夏の感覚がよみがえってきました。

作品やキャラクターの持つ躍動感をさらに増幅させられるようなフィジカルなエネルギー溢れる曲を目指そうと思いました。
荒れ狂う夏の嵐や、手に負えない猫や、人知を超えた巨大な植物のような、そんなイメージです。
自分のライブバンドのメンバーでもあるパーカッションの松井泉とギターの潮田雄一にも大いに暴れまわってもらいました。ストーリーに引っ張られる感じで曲のテンションもいつもの5割増しくらいです!

自分の他にも大好きな(かつ一筋縄ではいかない感じの)ミュージシャンたちが多数参加しているので、どの回も映像と音楽の絡み含めとても見応えあるのではないかと思います。自分も公開が楽しみです。一緒に楽しみましょう!

- PROFILE -

VIDEOTAPEMUSICミュージシャンであり、映像ディレクター。地方都市のリサイクルショップや閉店したレンタルビデオショップなどで収集したVHS、実家の片隅に忘れられたホームビデオなど、古今東西さまざまなビデオテープをサンプリングして映像と音楽を同時に制作している。近年では様々な土地に行って録音されたフィールドレコーディング素材を用いた楽曲制作や、国内外のアーティストとのコラボレーションなども多く行なっている。
VHSの映像とピアニカを使ってライブをするほか、MV制作、VJ、DJなど幅広く活動。映像ディレクターとしてはcero、CRAZY KEN BAND、坂本慎太郎など様々なアーティストの映像も手がける。映像と音を駆使しながら、時に熱く、時にメロウに、唯一無二のムードを持つエキゾチックなダンスミュージックを作り出している。
カクバリズムからは、2015年にロングセールス中の2ndアルバム『世界各国の夜』、2017年には3rdアルバム『ON THE AIR』、2019年には多数のゲストボーカルを迎えて制作した初の歌モノアルバム『The Secret Life Of VIDEOTAPEMUSIC』などをリリース。最新作は2021年6月にリリースとなった7inch&Digital single 『Funny Meal』。
その他にも、国内外のレーベルからリリースされた作品多数。
https://videotapemusic.tumblr.com/

ザ・なつやすみバンド
《 COMMENT 》

アニメの楽曲制作は一つの夢でもあったので、非常に興奮しました!
自分担当話が、まさかの野球回であったことも、元中日ドラゴンズ応援団だった自分としましては、テンション爆上がり要員の一つでした! 一人でいる時、常に僕の脳は異世界にエスケープしているので、「Sonny Boy」の世界観を理解するのに、さほど時間はかかりませんでした。

オーシャニック815便が墜落した様な島で繰り広げられる、野球という戦い。
相手チームは猿という事で、即座にスーファミを押入れから引っ張り出し、スーパードンキーコングJrをプレイしました。
マウンドからバッターボックスの間には、きっと僕らには見えない世界が拡がっているはず。
外野席のラッパや太鼓のコダマを、ジャングルの咆哮とポリネシアンの鼓動に置き換える作業は、実際難航しました。でも難航して行き着いたその先には無人島があり、僕は答えを見つけたのです。
そして、短い戦いの中に渦巻く熱意や青春を、ダンサブルでありながらも、戯曲の様な展開で魅せれたらとも思って作りました。
細かい尺の調整のやり取りをして、それが少しでも実現できたことを誇らしく思っています!

このアニメにおいては、様々なアーティストによって一話一話のために各曲が作られています。しかも、極めてアーティストの自由度が高い環境で。
それは我々にとって、とてもありがたくやりがいのある事であるし、音楽家の「感性」がより作品の一部として反映され血や肉となる事実を本当の「クリエイティブ」と言わず何と言いましょうか。
そもそも「作品を作る」ことはこうで無くてはいけないとも思っています。
制作陣の方々の熱意と理解に敬意を表しつつ、完成された作品を観たいと思います。
皆さまも「Sonny Boy」一緒に楽しみましょう!
(MC.sirafu)

アニメの音楽を作るのは長年の夢だったのでとても嬉しかったです。
台本は面白くて夢中で読みました。読み終わった時、この作品のひとつのシーンに音楽をつけられることがすごく幸せだと思いました。
監督と一度打ち合わせをした時に感じた、静かに内側からゴーっと燃えている優しさを作品からも受け取って、大切に作りたいと思いました。

何度も台本を読んで、物語から滲み出てくる音をゆっくり拾ってゆこうと思いました。
私が作曲を担当した回は、当時自分の心に引っかかっていたことと少しリンクしていて曲を作ることでほどけていくような感覚があり、ほぼ泣きながら作っていました。
しんみりしながらも、登場人物達の心がもぞもぞと動き出すようなエモーショナルな場面なので映画みたいな壮大な曲にしたいなと思って、信頼しているサポートミュージシャンのみんなにもお願いして一緒にどかーんと演奏してもらいました。

きっとたくさんの人たちの心をざわつかせると思います。
私はもうあまり思い出せなくなっていたはるか昔の中学生時代に感じていた違和感とか恐怖とか希望とか、いろんな感情がまた新たに押し寄せてくるような、たまらない気持ちになりました。
是非観てください!私も楽しみにしています。
(中川理沙)

- PROFILE -

ザ・なつやすみバンドMC.sirafu:steelpan,trumpet etc.
中川理沙:vocal,piano
高木潤:bass
村野瑞希:drums

2008年4月「毎日が夏休みであれ!」という信念の元に結成。
ピアノ、ベース、ドラムスにスティールパン、トランペットなども加わったアンサンブルはストレンジで癖になる唯一無二のサウンドを生み出している。
2012年1stAlbum『TNB!』リリース。自主制作ながら好セールスを記録し、現在でもロングセールスを続け新たなファンを増やしている。
その後、2015年2ndAlbum『パラード』、2016年3rdAlbum『PHATASIA』、2018年4thAlbum『映像』をリリース。
2019年には旅行三部作第一弾MIniAlbum『Terminal』をリリース。
NHK「助けて!きわめびと」のメインテーマ(2015年)に「パラード」が起用され、NHK Eテレ「シャキーン!」では4曲のコラボ楽曲も制作しオンエアされている。
「D.I.Y.~どこまでもいけるよ」(2015年)、「速度のうた」(2016年)、「タイミング」(2018年)、「なくてはならない」(2020年) アーティストへの楽曲提供やプロデュースも行っている。
Negicco「ノスタルジア」(2018年)、やなぎなぎ「Special Pack!」(2020年)
http://natsuyasumiband.blogspot.com

ミツメ
《 COMMENT 》

これからは物語に寄り添った楽曲制作もやりたい、というのはミツメ結成10年を過ぎてより強く思っていたことで、かつ普段SFが好きで読んでいる私にとって今回のSonny Boyの楽曲制作オファーは、よく出来すぎた偶然のようであり、とても嬉しいお誘いでした。私の祖父は長良と書いて「ながよし」と読むので、資料を見たときナガラの名前を目にして縁を感じました。台本を読んでシーンに合わせて音楽を作らせて頂くのはバンドとして初めてのことでしたが、好きに作って欲しいと言って頂いたので、参加した3曲はどれもいつものミツメの感じそのままな楽曲になりました。作る過程では台本がコンテになり、ラフな編集動画に声優の方々の声が入り、どんどんと出来ていく所を見て一員となって一緒に作品を作らせて頂いているんだ!という実感でとても嬉しく思っていました。そしてついに公開された予告編を見てメンバーみんなで大興奮しています。まだ見ぬ完成形、放送がとても楽しみです。そして素敵な機会をありがとうございました!
(川辺 素)

- PROFILE -

ミツメ2009年、東京にて結成。4人組のバンド。
2021年3月にアルバム「Ⅵ」をリリース。
国内のほか、インドネシア、中国、台湾、韓国、タイ、アメリカなど海外へもツアーを行い、活動の場を広げています。
オーソドックスなバンド編成ながら、各々が担当のパートにとらわれずに自由な楽曲を発表し続けています。
そのときの気分でいろいろなことにチャレンジしています。
http://mitsume.me/

Ogawa&Tokoro
《 COMMENT 》

まさか自分たちがこのようなお話をいただけるとは想像もしていませんでしたが、映像作品に沿った楽曲制作にはいずれチャレンジしてみたいと考えていたので、参加が決まった際はとても嬉しく思いました。
ストーリーも登場人物も非常にユニークで、劇中の楽曲を8組ものアーティストが担当するというのもおもしろいと思いました。このような気概に満ちた作品に参加することができて光栄です。

初めての経験ということもあり、制作する楽曲のイメージを練る作業に時間をかけることを意識的に行いました。台本や資料を確認するのはもちろん、お気に入りの劇伴音楽やゲーム音楽を聴き返すこともしながら、つくる楽曲のイメージをすり合わせました。そうして共有したイメージを念頭に置きながらお互い何個かデモを用意し、それをもとに二人で制作を行いました。

不思議なストーリー、独特な個性をもつ登場人物、毎回異なるアーティストが担当した音楽。こういう作品はほかにないような気がします。早く観てみたいです。

- PROFILE -

Ogawa&Tokoro名古屋の大学生2人による宅録ユニット。カセットレーベル"Oriental Tapes"を主宰し、自身の1st Album「惑星探査-Planetary Exploration-」やDJによるMix Tape、海外の作家によるアンビエント作品など多彩な作品をリリースしている。サンフランシスコのレーベルDream Chimneyのコンピレーションにトラックを提供するなど国内のみならず幅広く活動を展開中。ファンク、ディスコ、ハウス、R&B、バレアリック、アンビエント、ニューエイジ・・・などから影響を受けたエレクトロニックミュージックを制作している。初の7inchシングル&デジタルEP「Shinmaiko」を2020年8月26日にリリースした。

空中泥棒
《 COMMENT 》

I was very excited to be involved in making music for Sonny Boy.
When I first read the synopsis, the story seemed very magical and mysterious.
Since it was my first time making music for an anime, it was a great learning experience.

「Sonny Boy」の音楽制作に携わることにとても興奮しました。
あらすじを最初に読んだとき、とても不思議で神秘的なストーリーだと思いました。
アニメの音楽を作るのは初めてだったので、とてもたくさんのことを学びました。

Making the song's mood fit with the scene was the biggest point in precaution.
Initially, I had some trouble understanding the general emotion of the scene, but Director Natsume explained and helped me understand it much clearer.
Also I tried to think from the perspective of the characters, which probably helped.

シーンのムードにあった楽曲を作ることが、一番注意した点でした。
最初は、場面の感情を理解するのに苦労しましたが、夏目監督がわかりやすく説明してくれたので、明確に理解することができました。
また、キャラクター視点で考えてみたことも、音楽制作の上で助けになったと思います。

Hello and thank you very much for watching Sonny Boy! I myself am excited to watch Sonny Boy when it comes out!

こんにちは。「Sonny Boy」をご覧いただき、誠にありがとうございます。 私自身も「Sonny Boy」の放送を楽しみにしています!

- PROFILE -

Mid-Air Thief is a South Korean musician who makes music on a computer.
He has made 2 albums, which were also released in Japan through the label Botanical House

「空中泥棒」(Mid-Air Thief)は韓国の宅録アーティスト。
日本では音楽レーベルBotanical Houseを通じて2枚のアルバムをリリースした。

カネヨリマサル
《 COMMENT 》

アニメが元々好きなので、今回自分達の音楽が挿入歌として加われることがとても嬉しく思いました。
また、自分達の憧れのアーティストである銀杏BOYZさんが主題歌をされるということもあり、作品の中でご一緒できた事が光栄でした。
台本と資料を拝見し、キャラクター一人一人の心の動きや考え方がリアルに伝わり、現代社会で生きている私達が感じる心の摩擦がアニメの世界にも表れているように感じ、より引き込まれました。

台本を何度も読み返し、人物の心情を自分に重ねて歌詞を書きました。また、キャラクター像について、メンバー内でも一緒に考えて、作品に合うこと且つ自分達の歌に出来るように、作品と向き合いました。また、ストーリーに触れたことで、隠れていたり、見えないようにしていた自分の気持ちも再認識出来た気がします。
そして、作品に寄り添いながらも自分達のしたい音楽にする事を忘れず、こんな歌が流れてきて欲しいなと想像しながらサウンド作りをしました。
見終わった後、強くなれるような作品だと思ったので、芯のあるまっすぐな音楽になるように意識しました。

素晴らしいアニメに参加させて頂きました。
自分達の音楽が少しでも、この作品に良い風を吹かせられていたら幸せです!
メンバー全員、放送がとても楽しみです。

- PROFILE -

カネヨリマサル大阪で活動する3ピースガールズロックバンド。
2014年3月結成。
2019年10月、ビクターエンタテインメント「Getting Better Records」×「TRUST RECORDS」による共同インディーズレーベル「D.T.O.30.」(DON‘T TRUST OVER 30.)よりMini Al「かけがえなくなりたい」を発売。
2020年8月には2nd ミニアルバム『心は洗濯機のなか』をリリースし、現在もロングセールス中。
2021年4月、新曲「春」の配信をスタート。
終わってしまった恋を描く、切なさ溢れる歌詞がSNSで話題に。
こころの動きに寄り添って、思ったことを演奏していく、日記みたいなバンドです。
http://kaneyorimasaru.com/

toe
《 COMMENT 》

楽曲提供の話をもらい
夏目監督のアイデアや、今作のテーマ。音楽の使い方などを聞き
「面白いなぁ=素晴らしい」 と思い参加の返事をしました。
自分たちが音楽で参加したこと関係なしに
作品として「Sonny Boy」の出来上がりが楽しみで、早く観たいです。

一応、なんとなく「これこれこういうシーンで、、、」というのは聞いていましたが
敢えてあまりそれについては考えずに、ただただ「良い曲を作る」という方向で作曲しました。
意味に寄り添って作るより、結果できたものに意味が発生するという方が良いコラボレーションのような気がして。

僕もまだ全部観れてないので、なんとも言えないし、皆さんの好みもあると思うのでアレなんですが
絶対的に観ておいた方が良い作品のひとつかと思います!ヨロクシ!

- PROFILE -

toe2000年、山㟢廣和(ギター)美濃隆章(ギター)山根敏史(ベース)柏倉隆史(ドラム)の4人編成で結成。

主にインストゥルメンタルの楽曲でありながら、聴くもの観るものを高揚、魅了させる音源、ライブパフォーマンスは絶大な支持を受ける。
これまでも北米、欧州、アジア、南米など海外でのライブツアーも精力的に遂行し、ワールドワイドなバンドとして評価が高い。

海外レーベルとは White Noise Records(香港)、Topshelf Records(米)とサイン。
2018年8月には3年ぶりとなる新曲4曲を収録したEP”OUR LATEST NUMBER”をリリースした。

album
the book about my idle plot on a vague anxiety(2005)
For Long Tomorrow(2009)
HEAR YOU(2015)
That’s Another Story(2018)

ep
songs, ideas we forgot(2003)
new sentimentality(2006)
The Future Is Now(2012)
Our Latest Number(2018)

http://www.toe.st/

コーニッシュ
《 COMMENT 》

自分は一体何者で、どこから来てどこへ向かうのか、そんな悩みは青春時代だけで終わるものではない人生に於ける哲学的な命題でもあるわけですが、この最高の無人島サバイバルには、それらを訴求し提示するだけのパワーが秘められています。その力を借りて、ひたすらこの無人島を彷徨い歩き回りながら音楽を書きました。虚無が入り混じり、瞑想的でもあり、そこにはある多くは渇きだけれども、歩み続けると憂いもあれば潤いもある、それらを感得してできた音楽がこれです。皆さんとこの掛け替えのない旅に参加できて嬉しいです。ぜひ一緒に長良たちの行き着く先を見届けましょう!

- PROFILE -

コーニッシュアニメ「ひとひら」で作曲家デビュー後、登場人物の心情に寄り添う豊かな音楽表現や、抒情的でありながらアグ レッシブ且つ他に類を見ないキャッチーなメロディーは評判となり、数多くの人気番組を担当し続けている。独自の感性と卓越した技術で昇華させる新奇性に富んだアーティスト性を持つ。TBS「ひるおび!」に書き下ろしたメインテーマ曲「play Heath Wind」は10年経っても色褪せることなく日本のお茶の間に広く浸透した隠れた名曲となっている。
2020年1月より担当している世界的大人気ゲーム「ポケットモンスター ソード・シールド」のアニメ『薄明の翼』(山下清悟監督, スタジオコロリド制作)の音楽は好評を博している。同月リリースのアルバム『音観 Episode1』は”アートと音楽"のプロジェクト第1弾として世界的に著名な彫刻家・武藤順九氏とコラボレーションしている。

夏目真悟監督
×
銀杏BOYZ峯田和伸
オフィシャルインタビュー

夏目真悟監督×銀杏BOYZ峯田和伸 オフィシャルインタビュー

まずは夏目監督から、峯田さんに主題歌をお願いしようと思った経緯を伺えますか?
夏目真悟監督〔以下、夏目〕:幸運なことに、今回の「Sonny Boy」では、かなり自分の好きなようにやらせてもらえているんです。企画を進めていく中で、こうなったらとことん、純粋に自分が好きなものを詰め込んでアニメを作ろう、と。であればメインテーマも、自分が好きでずっと聴いてきた銀杏BOYZさんにお願いしたい。そこは自然と決まった感じでしたね。
監督が最初に銀杏BOYZを聴いたのは、いつ頃のことなんでしょうか?
夏目:自分はわりと遅くて、23歳くらいですね。当時、アニメーターで動画の仕事をしていたんですけど、一日中、線をなぞったり同じような絵を何十枚も描くといった精神的にもタフな仕事なんですけど(笑)、そのときによくラジオを聴いていたんです。で、ちょうどみうらじゅんさんがJ-WAVEでやられていた番組「GOLDEN TIME」を聴いていたら、峯田さんがゲストで出演されていて。ちょうど2枚のアルバム(『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』『DOOR』)が同時発売されるタイミングで、そのプロモーションだったんですよね。番組で紹介された曲はもちろんなんですけど、峯田さん自身のキャラクターがすごく面白くて(笑)、心惹かれたんです。「この人はすごい!」と。そこから聴き始めたんです。
なるほど。では一方の峯田さんは今回、主題歌の依頼を受けて、どんな印象をお持ちになりましたか?
銀杏BOYZ 峯田和伸〔以下、峯田〕:生きててよかった、と思いました(笑)。自分も40歳を越えて、バンド活動もある程度やってきたわけですけど、まだまだ初めての体験があるっていうのは、嬉しいですよね。僕を求めてくれる、新しい世界がまだあるんだなって。
依頼自体はどんな形で来たんでしょうか。

峯田:最初にメールをいただいたんですけど、それからしばらくして台本とかも送っていただいて。で、そこで初めての打ち合わせでしたね。……じつはお会いするのは、今日で2回目なんですよ。

夏目:そうなりますね(笑)。とはいえその打ち合わせでは、緊張してほとんど何も話せなかったですね。「やってください」「好きです」みたいな感じでした。

夏目真悟監督×銀杏BOYZ峯田和伸 オフィシャルインタビュー

ということは、曲を書くときの手がかりは台本が中心だったわけですね。台本を読んでみて、いかがでしたか?

峯田:面白かったですね。自分の好きな要素がギュッと詰まっているというか……。それこそSFだったり、主人公が中学生の少年少女だったりして、あとわかりやすい敵が出てくるわけでもないし、戦ったりするわけでもない。ノー・キス、ノー・ブラッド、ノー・エネミーみたいな(笑)。とにかく自分の好きな要素がたくさん散りばめられていたので、イメージを膨らませやすかったです。

夏目:20代の頃に峯田さんのインタビュー記事を読んで、「これは面白い」っておっしゃっていたものは、だいたい自分で観たり聴いたりしていたんです。それこそ宮沢賢治もそうだし、楳図かずおさんなんかもそう。峯田さんがお勧めしていなかったら、おそらく自分は楳図先生の『わたしは真悟』も『漂流教室』も読んでいなかったと思うんです。先ほども話したように、今回の「Sonny Boy」は自分が好きなものをとことん詰め込んだ作品で――だからこそ、峯田さんから教えてもらって好きになったものも、きっとたくさん入ってるんだろうなと思います。

峯田:一緒に絵コンテも送っていただいていたんですけど、その中に「あっ、もうコレだな」って、それこそ写真のようにバチッと決まった場面がひとつあるんです。第1話後半の回想シーンなんですけど、ちょうど初めて長良と希が出会う場面。青空の屋上でセミが鳴いてるんですけど、向こう側からどんよりとした雨雲が近づいてきて、気づくとだんだんセミの声が静かになっていく。そこでふたりの目と目が会う、っていう。その絵を、そのまま曲にしようと思ったんです。

夏目:「世界のはじっこで手と手をつないだ」っていうのも、すごくあのふたりの感じが出ていますよね。

峯田:もうひとつ、今回、「僕」っていう主語を使わないでおこう、と思ったんです。普段はだいたい「僕は」って、主語で歌詞を書くことが多いんですけど、今回の曲はあくまでも中学生のふたりが大切だと思ってて。そこに「僕は」って入れてしまうと、リアリティの濁りみたいなものが入りこんでしまう。だから、うごめいてる中学生のふたりを、俯瞰で見ているような、そういう曲を書きたかったんです。

完成した曲「少年少女」を聴いてみて、監督の率直な感想を聞かせてください。
夏目:すごく自分がやっていることが許された感じがしました。「Sonny Boy」で描こうしているストーリーを、肯定してくれた感じというか……。曲の中に「ここにいてもいいから」って歌詞が出てくるんですけど、自分に向けて言ってくれているような――というと、頭のおかしいファンみたいですけど(笑)、でもそんな感じがしましたね。
では最後に。峯田さんはもうすでに、一部をご覧になっているそうですが、感想をお伺いできますか?

峯田:最初は「なんじゃこりゃ?」と思いました(笑)。カット割りも早いところは早くて、説明がほとんどない。決してわかりやすい作品じゃないんですよね。でもだからこそ、オンエアを観た若い人たちは、SNSとかで「ここはこうなんじゃないか」とか、考察して楽しんでくれるんじゃないかな、って。あと情報量の詰め込み方が、僕が子供の頃に観ていたアニメとはまた違っていて。先ほど監督がおっしゃっていたように、本筋はたぶん楳図かずおさんの作品とか『銀河鉄道999』、あるいは『十五少年漂流記』だったりすると思うんですけど、それをちゃんと2021年の空気の中で作っている。それこそ僕みたいな――あの頃、子供だった大人が観て「懐かしい」と思えるところもあるし、その一方で今の10代の方が観ても、肌感覚で楽しめる。そういう作品になっているかなと思いました。

夏目:今回の「Sonny Boy」は、映像とかテレビアニメーションの文法に、明らかに乗っかってない方法で作っているな、という気はするんです。それは意外と、ほぼ自分のイメージではあるんですけど……。ただ編集室で見てて、自分でもぞっとするくらい説明がないですね(笑)。

峯田:台本を読んでいても、やりたいことをやってるなって感じは、ひしひしと伝わってきます(笑)。それこそまるっと1話、野球だけの回があったり……。

夏目:あはは、たしかに(笑)。自分の意図通りということでいえば、今回、モノローグを使ってないんですよ。内面的な声を一切使わずに、起きた現象だけを描いて、それを見ている人が好きなように捉えてくれればいいかな、と。世界観を含めて、すべてを理解してもらう必要は全然なくて、なかなか言葉にできづらいような感情を、ひとつでも感じてもらえたら成功かな、と思っています。

Sonny-boy
©Sonny Boy committee