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スタッフインタビュー|監督 横峯克昌

第1回スタッフインタビューは、横峯 克昌監督
TVアニメ「好きな子がめがねを忘れた」について、たくさんお聞きしてきました!

Q.作品の空気感が、学校生活を思い出す雰囲気を醸し出していますが、
その空気感にこだわりはあるのでしょうか?

A.学校の日常風景である登校時のあいさつ、授業中のしぐさなど細かく動く生徒たちによって、
三重さん小村君の学校生活の空気感が自然な形で表現できればと思いました。

Q.アニメを象徴する美麗な OP 映像には、込められた想いなどございますでしょうか?
A.三重さんと小村君のどきどきしつつ甘すっぱい物語のイメージが少しでもうまく
お伝えできていればと思っておりました。

Q.特に思い入れのあるシーンと、その理由を教えてください。
A.校外学習での迷子になった際の三重さんと小村君のやり取りのシーンになります。
夏の日差しの中で小村君自身も自己嫌悪をしつつも、三重さんを優しく励ますところが
印象深く二人の関係がここからまた少し変化をしていくのを感じたためです。

Q.とても瞳を大事にされたシーンが印象的ですが、どういったこだわりが込められているのでしょうか。
A.瞳の中にも光の動き(アニメーションをする形に)などを絵で足していただきより美しく見えればと思いました。

Q.とても髪を大事にされたシーンが印象的ですが、どういったこだわりが込められているのでしょうか。
A.三重さんの髪の毛もウェーブのかかった柔らかい感じが出ればと思い、より細かいラインで表現しつつ美しく長くなびく髪の毛の動きで印象的になればと思いました

Q.原作を大切に描きつつ、キャラクターのアクションなどにおいて新たに解釈を付与しているシーン(1話のドッヂボールのシーンなど)がございますが、
解釈を付与するにあたって大切にしたことや苦労したことなどはございますでしょうか?
A.原作でもあるシーンをアニメならではの音や間でより『くす』っと笑えるバランスをとれるように心掛けました。

Q.劇中の三重さんの仕草や表情が、非常に可愛らしく感じました。魅力的に見せるにあたりこだわった点はございますでしょうか?
A.ちょっとした三重さんの動きに柔らかそうな髪の毛などを細かく動かしてより三重さんのしぐさが可愛らしく見えるようにと思いました。

Q.第1話冒頭の小村君が教室へ向かうワンカットでのシーンの、こだわりについてお教えください。
A.カメラアングルなどもですが教室に向かって階段を上っていく際に小村君の『今日も好きな子に会える』という高揚感を少しでも感じていただければと思いました。

Q.小村くんと三重さんのキャスティングに関して、伊藤昌弘さん、若山詩音さんを選ばれた理由はありますか?
A.弊社代表兼プロデューサーからテープオーディションデータを確認する前にオーディション当日のご参加していただいた各役者様のお人柄の印象報告を受けてお二人の声を確認させていただき選考させていただきました。
実際お二人の録音現場での作品に対して、物作りに対しての非常に協力的で真摯なご対応で映像のクオリティーを格段に引き上げていただけたと感じております。
実力は当然ですがお二人のお人柄、仕事に対しての謙虚な姿勢を拝見して私自身心掛けなければと改めて感じました。

Q.アニメづくりで大事にされていることはございますか?
A.キャラクター同士の会話の間や細かいしぐさに気を付けています。
作り手としましてはグループ制作である事。スタッフ全員で締め切りを意識しその中で求められる品質を追いかける事が大切だと思います。

Q.原作「好きな子がめがねを忘れた」について感想をお教えください。
A.三重さんと小村君の関係が少しずつかわっていくところはもどかしくもドキドキするお話だと思いました。

Q.劇中に登場するキャラクターで、お気に入りのキャラクターはいらっしゃいますか?
A.染谷さんになります。
染谷さんは三重さんにも小村君にもぐいぐいいくところが面白かったです。

横峯 克昌監督、ありがとうございました!

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